DDD Centre for Recovery

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食生活の役割でほとんどの人が見逃していること

ダンサーにとって食生活は3つの役割がある

  1. 踊れるカラダ作りをサポートすること

  2. ケガや病気を最大限予防すること(またはその快復を促進すること)

  3. 心と身体を満たすこと

踊るためのエネルギーをくれる以外にも、食べることを通して物事を感じる、そしてそこから表現につなげていく。そういった科学だけでは説明しきれない役割もあるということ。

栄養学っていうと1と2の役割を考える人が多い。

そしてそれは間違ってはいないんだけど、踊りを通してお客さんとコミュニケーションをとるっていうダンサー特有の仕事には、3の「心と身体を満たす」っていうのも必要不可欠だと思わない?

だって自分の今を満たせていないダンサーは魅力に欠けるでしょ。

人を引き寄せるパワーは自分自身で作り上げるもので、自分を知らないことにはそれはできないよね。

だからダンサーの食事では3つ全部の役割を考慮することが大切なんです。

例えばチョコレートよりアーモンドとかリンゴの方が栄養学的には「ヘルシー」だよね。

後者の方が毎日のおやつには良い「かも」しれない。

でもチョコレートを食べるからこそ満たされる「何か」ってあるよね。

それをずーっと無視して「健康に良いから」っていう理由でアーモンドとリンゴを食べてると、その内アーモンドとリンゴを食べることが義務化しちゃうよ。

義務化すると美味しく感じなくならない?

チョコレートといえば「ダークチョコレートは健康に良い」っていうのが浸透している感じがするんだけど、そうやってダークチョコレートを推進するのって違うと思うな。

だって、健康に良いからっていう理由でダークチョコレート食べるのってチョコレートに対して失礼だよね。

健康に良いからって理由付けしないと食べられないなんて、自分にとって可哀相なルールだよね。

美味しいから食べるっていうのも立派な理由です。

世間一般で「えーそれって不健康じゃない?」って言われるようなもの(例えばよく聞くのは揚げ物とか甘いモノとかバーガーとかピザとかチップスとか)、役割の1と2はあまり満たしてくれないかもしれない。

けど、3の役割を満たすためにあるのかもしれない

そしてそれが3の役割を満たすためのものだとしたら、

「どうしてこの食べ物が満たしてくれるんだろう?」って考えてみるのはどうかな。

「健康的な食生活にシフトしたい」って考えた時、考えるプロセスを省いて「揚げ物は太るからダメ!」とかって頭ごなしにNOを自分に押し付けるから、どこかでドカ食いしちゃうんだよね。

だって自分を理解しないままなんだもん。

小さい時にさ、親に「それは駄目!」ってだけ言われて理由がわからなくて理不尽に思ったことない?

わかんないから悶々とするし、「あーもういいや!」って思っちゃうんだよね。

だからこうやって考えるの。

何時間もかけなくていいから、ちょっとだけ。数秒、数分。

健康的な食事を心がけたいって思うのは素晴らしいこと。

自分の体をケアしてあげるのは大事だもん。

でもそのケアしてあげるプロセスでストレスばっかり溜めるようになったら本末転倒でしょ?

だから、食生活の役割を知った上で今の自分の食事を見てあげることが大事。

Fumi x