DDD Centre for Recovery

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コロナウィルスとストレス食い

こんにちは。

3月に入ってからはオーストラリアもコロナウィルスの影響で生活ががらっと変わり、シャットダウン(外出制限など)は今も続いています。

日本も緊急事態宣言から2週間ほどたちますね。

在宅ワークに切り替わった方も、子供の習い事や行事が中止なったことでいつも以上に家で過ごす時間が多くなった方も、普段と違う生活を送ることでストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。

そのせいか、ここ数日よく目にするのが「ストレス食い」について。

1つ、はっきりさせておきましょう。

ストレス食いは人間として普通の行動です

過食症や過食性障害とは違います。

私達人間には、感情がありますね。

嬉しいと感じたり、悲しいと感じたり、怒りを感じたり。

それらの感情によって食欲や食行動が影響されるのは当たり前のことです。

ストレス食いの一番の問題点はなんだと思いますか?

それはね、

ストレス食いを「悪い」と決めつけること。

ストレスに耐えられなくて食べるというのは、

例えばストレスに耐えられなくて人を傷つけるよりもよほど良い選択肢じゃない?

ストレス食いを「悪い」とするのはそこに「痩せていないといけない」という考えがあるから。

ストレス食いを続けたら太る、「だから」止めないと、っていう考えがあるから。

ストレス食いが痩せることにつながっていたら、ここまで悪者扱いされていなかったと思う。それ自体に問題があることに気付ける人はどれくらいいるんだろう?

「ストレスで食欲無くなって痩せた」は称賛されて、「ストレスで食べるのを抑えられなくて太った」は見下されるというのは、おかしいと思わない?

ストレス食いの難しい点は、長期化(慢性化)するとストレス食い自体がストレスになるということ。

もしくは、摂食障害のリスクが高い人であればこれをきっかけに過食性障害などの摂食障害を発病することだってあり得ます。

だから決して軽んじているわけじゃない。

でもね、ストレス食いは悪だっていう風潮は、すごく危ない。

Fumi x