DDD Centre for Recovery

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ファスティングについて

お久しぶりです!

4月にブログを書いてから4ヵ月も放置してしまいました。

コロナウィルスのドタバタは思った以上に大きなインパクトがあって、書くことがすっかりおざなりに・・・。

この4ヵ月どんなことが起こっていたかというと:

  • 家族のための摂食障害治療のウェビナーをスタートしました(リンクから録画版にアクセスできます)。その他にもグループスーパービジョンといって、専門職のスキルアップを目指すセッションも始めました。

  • IADMS(国際ダンス学会)用プレゼンテーションの録画完了(オンライン学会のため)➡IADMSメンバーは今回のオンライン学会のプレゼン内容に2年間アクセス可能なので、チェックしてくださいね。

  • RAD(Royal Academy of Dance)メンバーのためにリソース共有。コロナウィルスのロックダウン中、指導者や生徒のためになるものが必要という連絡をもらったので、食事ガイドラインのサマリーや摂食障害予防についての記事を寄付させてもらいました。

クリニックの方では、最近摂食障害が発症して治療のために来院されるクライエントが著しく増えました。特に思春期(特に17-19歳辺り)のケースが多く、これはコロナウィルスによる孤立感や将来の不安も影響していると思うの。これらから学べることは別記事にまとめたい。

さて、ブログ再開最初の記事はファスティングについて。

8月17日のインスタライブでもお話ししたこと(IGTVでまだ見れるのでこちらからどうぞ)。

ファスティング(という名のダイエット)

昔から色々なタイプのファスティングやデトックスがあるけれど、どれも結局は栄養失調を招くことで一時的に体重を落とすもの(脱水も起こっていることが多いからその場合は水分量の減少も大きい)。

ダイエット業界はリバウンドのメカニズムを知っています。必要量よりも少ない摂取量が続くと、身体は生き延びるために代謝を落として消費エネルギーを抑えようとします。

ファスティングやデトックスも同じ。

そしてこれが続くと身体にどんな影響を及ぼすかというと、

  • 骨密度の低下

  • 筋力・筋肉量の低下

  • 基礎代謝の低下

  • 疲労感が増す

  • 月経不順または無月経(女性の場合)

  • ムードスウィング(急に悲しくなったり、怒りっぽくなったり)

良いこと無し。

月経問題については女性ダンサー特有だけど、それ以外の影響は男性ダンサーも同じ。そして月経というサインが無いだけで、男性だってホルモンバランスに著しい影響があります。

人間の体には腎臓と肝臓という、デトックスをナチュラルに担ってくれる臓器があります。

そして夜寝ている間、身体はナチュラルにファスティングをしています。

朝食が 英語でBreakfastというのは、 fast (絶食)を break する(絶つ)から。

その他でファスティングやデトックスというのは必要ありません。

憧れの人や芸能人がやっていると聞くと自分もやりたいっていう衝動に駆られるかもしれない。

でもそれが自分の身体にどんな影響を及ぼすのかよく考えて。

Fumi x

トークを全部見るにはIGTV(こちら)からどうぞ。

前半はファスティングについて、後半はワガノワの体重表についてお話ししています。