DDD Centre for Recovery

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ダンサーだからこそダイエットしない

Diet

ギリシャ語で「生き方」や「生活の様」を意味する「Diaita」が語源と言われています。

でも、最近一般的に使われる「ダイエット」の意味は「痩せる」ことに転移しています。

むしろ「栄養失調」。

1900年代半ば頃からアメリカで痩せ身ブームが起こって、日本もそれにそっくりそのまま乗っかりました。日本だけじゃなく、オーストラリアや他の国もね。

食べることって本来は「

  • 栄養を摂る

  • 身体をつくる

  • 季節や味覚、食事を通してのコミュニケーションを楽しむ

っていう、ココロもカラダも満たすものなのに、いつの間にか

  • どれだけカロリーを制限できるか(どうしてカロリーが悪者みたいに扱われるんだろう?)

  • どれだけ脂肪を蓄えないで済むか(女性が特有の丸みを帯びるのが批判されること自体、変じゃない?)

  • どれだけ自分をコントロール出来るか(食べたいものを我慢することこそが偉い、っていう考えはどこからきたの?)

という、ものすごく奇妙なマインド・コントロールゲームになってしまったのよね。

ダイエットというのはいわば栄養失調

どんなに綺麗な言葉で見繕っても、結局のところ栄養を足らなくすることで体を小さくしていく行為、それがダイエットです。

  • 脂肪や筋肉は落ちるし、骨はスカスカになる

  • 痩せていないと価値がないという考えを刷り込まれる

  • 頭の中は何を食べる・食べない、体重の細かい数字、そして自分の身体の悪いところでいっぱいになる

  • 太っているのは怠慢だからだというレッテルを自分に貼るようになる

  • 痩せるまではおしゃれや恋愛を楽しめないんだ、という考えになってしまう

こんな精神・身体状態、身体にいいわけない。

ダンサーは体が資本。

栄養失調に陥ってどうする?

日々レッスンを受けて、そこで身体に叩き込んだ動きやパターンや筋肉の使い方は、十分な栄養を与えてあげるからこそ、筋肉の生成やマッスルメモリーにつながって、上達していくんです。

アンシェヌマンを覚えるのだって、脳がきちんと情報をキャッチしてセーブしてくれるからこそ出来ること。

ご飯が十分足りているからこそ、集中力も記憶力も発揮できるんです。

ダンサーだからダイエットするのが普通だなんて思わないでほしい。

ダンサーだって食べていいんです。

むしろ、ダンサーだからこそ食べようよ。

毎日のようにレッスンやエクササイズをしている身体を、労わってあげる食事をしよう。

カロリーゼロ」の商品とか、「○○ダイエット法」や「糖質制限」とか、そんなのにコントロールされていたら、せっかく受けてるレッスンも、授業も、「吸収している」と思っていることも、実は全部吸収しきれずに終わってしまいます。

ダイエットしなければ、あなたの時間も、お金も、労力も、カラダも、ココロも、もっと大切に使えると思うんだ。

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