DDD Centre for Recovery

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ダンサーに必要な栄養学の基礎

ダンサーのための栄養学でまず重要視しないといけないのはビタミンやミネラルではなくて、踊りに対する総エネルギー摂取量と水分補給です。

この2つがしっかりしていなければ、どれだけ高価なサプリやスムージーを飲んだところで、身体がしっかり栄養素を使ってくれることはありません。

 

まずは十分なエネルギー量の摂取について。

どうしたら十分なエネルギー量を摂れるようになる?

食事のリズムを作ること

一日の構成としては、朝昼夕の3食に、間食を一日1-3回入れること。

間食を入れるタイミング:

  • お腹が減っている時

  • 食事と食事の間が3‐4時間以上あいて、しかもその間の活動量が多い(レッスンだったり、勉強とかもね)

「食べる」こと

サプリメントや栄養ドリンクは食事の代わりにはなりません。

食べ物を食べないことには、エネルギー補給は出来ない。

一汁三菜にしなくたって、主食・主菜・副菜の3つが揃っていれば食事として十分成り立ちます。

ダンサーの食事:基本の三構成

  • 主食は、身体全体に必要なエネルギーをくれるでんぷん類(炭水化物を豊富に含むもの)。ご飯・麺類・パン・粉モノなど。

  • 主菜は、特に筋肉の生成・リカバリーに必要なたんぱく質を豊富に含むもの。肉、魚、卵、豆類(豆腐・納豆・豆乳など)、ナッツ類、チーズ・ヨーグルト・牛乳の乳製品など。

  • 副菜は野菜や海藻類、果物など。

怪我をよくするダンサーに多く診られるのが、野菜をメイン(主食・主菜)にしていること。

サラダや温野菜ばっかりとかね。

野菜の摂取量が多い人ほど病気・疾患が少ないという研究結果はたくさん出ているくらいなので、野菜を食べること自体は素晴らしい。

でも、踊る身体にまず必要なのは十分なエネルギー。

エネルギー不足はダンサーのケガの原因の大半を占めます。

主食と主菜は副菜以上にしっかりとることを心がけると、十分なエネルギーを摂取できるようになるから、リカバリーの早い身体が出来ます。

リハや舞台が続くときは特に重要なこと。

水分補給の仕方

1日に数回お水をがぶがぶ一気飲みするよりも、1日を通してちょっとずつ飲むことを心がけて。

筋膜も筋肉も、水分不足になると動きに影響が出てきます。

のびやかに動かないようでは、ダンサーとして困るでしょう?

水分は基本、お水やお茶で十分です。

でもレッスンが長時間ある日やハードな練習の日にはスポーツドリンクが栄養補給のトップアップをしてくれます。

また、色々な理由で食事で十分なエネルギーをとれない場合は、甘酒(お酒じゃない方ね)やスムージー、またはミルク系のドリンクを間食にプラスすることで低エネルギー状態に陥るのを回避できますよ。

Fumi x


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