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言葉の影響力【ポジティブな言葉に変えていく】

こんにちは。

言葉の影響力シリーズ最後は、変化について。

前回の記事ではネガティブな言葉からニュートラルな言葉になるということをお話ししたので、見逃した方はまずそちらを読んでくださいね。

引き続き同じ例を使います。

自分を他の子と比べながら・・・

「私の脚はあの子と違って太くてみっともない」(ネガティブな思考・言葉)

ニュートラルになるために、 あなたの脚が出来ること(事実)をリストアップ しましたね。

例えば高くジャンプできる筋力があるとか、家からレッスンまで歩く力があるとか、ポワントにめげない強さがあるとか 。

次はその出来ることを1つずつ紙に書いて、机の上やお財布の中など、いつでも目に入るところに置いてください。

そして目に入った時にその紙に書いてある通りのこと(例:「高くジャンプできる筋力がある」)を読み、その後に「だから良い」とつけ加えてください。

それを毎日続けます。

自分の体で嫌いな部分がある場合、それは生まれた時から嫌いだった?

違いますよね。

成長していく過程で嫌いになることを覚えたのです。

それを好きになれるよう「覚え直す」ためには、毎日練習しないといけないのです。

これはアファメーションと言って、自分に言い聞かせるテクニックを指します。

その他、私のクライエント達が使っているアファメーションもシェアしますね。

「私は他人の気持ちを汲み取れる優しい人間だ」

「今日も起きて、歯を磨いて、学校に行って、ご飯を食べた。最低限のことをやれているなんて偉いじゃん!」

「昨日の私も、今の私も、明日の私も、全部充分魅力的」

どうですか?

自分専用のアファメーションを作るのに役立ててもらえれば幸いです。

前回の他2つの例について補足。

指導者が生徒に向かって・・・

「そんな大きいお尻でどうするの!」

このような批判的な言葉にはポジティブどころかニュートラルさえ存在しないということは前回の記事でも書きました。

100歩ゆずって、生徒がお尻の奥のターンアウトの筋肉を使えていないからこのような言葉を使ったのだとしたら、 どこの筋肉をどのように使えばいいのか機能的な説明に置き換えましょう。

元々自己肯定感が低い生徒に対して体の使い方の注意をする時には、まず上手く使えていることを誉めてから、治すべきところをアドバイスするという順番をとるのも良いでしょう。

親が子供に向かって・・・

「あの子(子供の友達)、痩せて綺麗になったね」

ダンス、特にバレエを習っていれば人一倍見た目に敏感になります。

それを理解した上で、スタジオ外(=家)では中身について喋るようにしましょう。

あからさまに「あなたは性格が良い」と子供に言う必要があるわけではありません。

例えば子供の友達を誉める時にはその子の性格や行動を誉める。

自分(親)の見た目についてネガティブなコメントを発しない。

これらのことを普段から心掛けることで、子供は自ずと中身の大切さを覚えていきます。

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