言って良いこと悪いこと
意図していなくても、自分が発信した言葉やメッセージが相手にネガティブな効果をもたらしてしまうことは沢山あります。それは必ずしも言った本人が悪いということではありません。
よく、「ダンサーの自己肯定感を上げる言葉掛けってどんなのがありますか?」や、「摂食障害治療中の生徒にはどんな声掛けがいいんでしょう?」と聞かれることが多いのですが、もちろん何を言うかは大事。でもね、どんなことを言わないか、の方が大事なこともある。言うことではなく、言わないことで、その人の本質が見えてくることがある。
ダンサーの理想体形と白人至上主義
バレエの痩せを崇拝する文化と白人至上主義の関係って考えたことありますか?バレエで美しいとされる体形が、他の人種を否定するためのものだったとしたら、どう思いますか?
人の体形や体重にコメントしない
まるで挨拶みたいに「太った」「痩せた」って口にするのは百害あって一利無しなので、止めませんか?
いくら悪気がなくても、その会話やコメントの本当のインパクトを考慮していれば人の体型体重に関することは口にしないはず。
本当のボディポジティブは多様な体型体重を認め受け入れ尊重するものです。体型体重以上に興味深い話なら他に沢山あるでしょう?
スタジオ全体をボディポジティブにする方法
ボディイメージが高ければ「自分は自己管理というセルフケアをするに値する価値がある」という認識が生まれます。ダンサー自身がおのずと自分にとってプラスになること(リハビリとか、パフォーマンスを上げる食事とか、身だしなみとかね)をしていくようになります。意識の高い生徒が増えるのは、指導者やスタジオにとってはすごく大きなプラスではありませんか?