
ボディイメージと食事の関係
ボディイメージというのは自分の体に対する意識(捉え方)のことで、それによって生まれる(自分自身に対する)感情や思考も含まれます。人は価値がないものに対しては扱いが雑になるもの。だからボディイメージが低いと、無理なダイエットに走ったり、過食をしたり、体のケアやメンテナンスを怠ったりしてしまうのです。

痩せて問題が解決するなら片腕を切断したと仮定してみよう
「痩せたら膝の負担が減るのに」とか、「痩せたらジャンプが高く飛べるようになるのに」ということを言ったことがある人も、考えたことがある人も、耳にしたことがある人も、ちょっと立ち止まって考えてほしい。片腕を切断したとしたら、即座に3-5㎏軽くなります。それで問題は解決しましたか?

スタジオで体重を計るべきか否か
スタジオで体重は計るべきではありません。すごく正直な話、スタジオで体重を計るということは、大きい(もしくは体重が増えてきている)生徒を咎める・たしなめる目的がありませんか?「大きい・太い・重いダンサーを見つけて減量させよう」という目的のもと、実施されているのがほとんど。これは、ダンサーにとってもスタジオにとってもマイナスなものしか生みません。

食べて痩せれば問題なし?
「すごーい、(そんなに)食べても太らないんだね!」とか、「そんなに食べたら太るわよ!」というコメントは、食べる力を奪います。このようなメッセージが蔓延すると、ストレスなどに対応するコーピングスキルが食事制限または過食、もしくは体重コントロール、という乏しいものになります。ダイエットのサイクルから抜け出せなくなってしまいます。自分の言動に注意を払ってみませんか?

コンクールに向けた食生活準備・その1
コンクールやコンサートの大事な舞台で万全のコンディションで踊れるように、自分の体にベストなエネルギー補給法を本番1-2か月前から準備するのがスマート。この準備っていうのは、自分の体を知って、踊りをサポートする食事を練習する期間。まずは役立つ2つのポイントを知っておきましょう。


「最後の○○キロが落ちない」のは落とさなくて良いからだよ
「最後の数キロが落ちない」っていうのは、あなたの体がす必死に「これ以上は危ないからやめようよ」と教えてくれている状態。その声を無視して続行するか、聞いて考え直すかは、あなた次第。
