
夜8時以降は食べないルール
ダイエット本などによく出てくる「夜8時以降は食べない」ルール。私も知識の無かった頃はこのルールを信じていました。でもね、ヒトの身体の仕組みを理解すればするほど、こんなふざけた事ないっていうことに気づきます。寝ている時でも身体はエネルギーを必要とします。エネルギー不足の状態で寝てしまっては、身体的向上どころかリカバリーすら出来なくなってしまいますよ。

摂食障害の基礎知識【3】保護要因と予防法
摂食障害基礎知識第3弾は、ダンサーを摂食障害から守る術について。摂食障害のリスクを下げてくれる物事(保護要因)から、家やスタジオで実践できる予防法まで見ていきましょう。


レッスン後の食事について
踊る前の食事には気を使っていても、踊った後の食事についてはあまり考えていないダンサーが多い。レッスンが遅く終わるから食べないという選択肢をとるダンサーも多い。これ、レッスンで吸収したことの大半を無駄にすることになるからすごく残念。レッスン後にどうやって栄養補給をするかで次の日の体の動きに差が出るんですよ。

糖質制限はダンサーの成長を妨げる
ダンサーにとって糖質は必要不可欠なのに、それを「痩せるため」に省いて踊りのポテンシャルを下げるのって、まあ支離滅裂です。炭水化物の摂取量が低いダンサーほど怪我が多いというエビデンスもある通り、糖質制限はダンサーの健康そしてパフォーマンスに悪影響を及ぼします。

ダイエット業界はリバウンドのメカニズムを熟知している
700億円越えのダイエット産業はどうしてそこまで儲かるのか?サプリ、プラン、なんちゃら制限、なんとか食事法・・・とにかく色々な「商品」を売り出して、さも痩せることが生きていく中で一番大切なことみたいに消費者を混乱させる。本当のことを言うと、ダイエット業界がこんなにも儲かっているのは消費者をリバウンドさせる方法を知っているからなんです。

バレエダンサー「だから」摂食障害になる?
バレエダンサーだから摂食障害になるっていうのは勘違いです。バレエが摂食障害を起こすわけでもなければ、ダンサーのせいで摂食障害になるわけでもない。摂食障害というのは凄まじく複雑な疾患で、遺伝、心理(精神・性分など)そして社会的な物事が重なって引き起こるものなのです。