
ローザンヌの摂食障害予防の注意点
ローザンヌのヘルスポリシーはその内容のほぼ全てが摂食障害予防およびスクリーニングになっています。そこで、ローザンヌのダンサーの摂食障害予防の利点と注意点をまとめました。

HAES®とは?バレエと摂食障害との関係性
HAES®は Health at Every Size の略で、体重差別をなくし、人々が平等に尊厳に満ちた扱いを受けられるようにしましょう、という理念です。
人種差別や性差別同様、体重で人の優越を計ったり、太っているのを理由にいじめたり不適切な対応をすることをやめましょう、ということ。
バレエの世界でも摂食障害の現場でも、HAES®は大いに関係しています。

First, Do No Harmという教え
訳すと、「まず、害を与えてはならない」。
摂食障害予防の観点からいうと、例えば摂食障害高リスクにある人(ダンサー、フィギュアスケーター、ジェンダーダイバース、そしてニューロダイバースな人達など)と接する場合またはその人達に対して情報発信する場合、摂食障害のリスクをこれ以上上げるような情報や言動をしない、ということ。
とても道徳的な教えだからこそ、今の時代に必要だと思いませんか?

RAD学会のお話し【今後のダンス界に必要なスキルって何だと思う?】
RAD学会にプレゼンターとして参加してきました。勿論内容はダンス栄養学&摂食障害について。ダンサーのココロのケアについてカバーしているプレゼンテーションが思った以上に多く、そのためとても有意義なディスカッションもありました。


理由が何であれダイエットが危険なことに変わりはない
人がダイエットをする理由は様々。でも1つ言えることは、理由が何であれダイエットが危険なことに変わりはないということです。「先生に痩せなさいと言われたから」とか、「膝の負担を減らすために」とか、どんな理由であっても、後遺症を受けるのは自分の身体です。

やけ食いを止めるために出来ること
ごくたまに起こるやけ食いであれば害はないかもしれないけれど、頻繁にやけ食いするようになるとそれは過食性障害の一歩手前かもしれません。やけ食いはストレスの悪循環のために習慣化しやすいもの。だからその悪循環なサイクルを断ち切る必要があるのです。

ダンサーにお勧めの間食
ダンサーに必要な栄養とダンサー特有のスケジュールを考慮した場合、一日三食というのはあまりしっくりこないんです。それよりも間食を上手く活用して、食事のリズムを作る方が体の機能はアップします。