ダンサーこそRESILIENTであるべき

Resilient(レジリエント)って言葉、聞いたことある?

自立っていう意味の independent(インディペンデント)とは少し違う。

日本語の単語がわからなかったから私も辞書をひいたんだけどね(笑)

Resilient(レジリエント)は「はね返る」、「回復する」、「再生する」っていう意味。

ダンサー、特にプロを目指す場合は比較的早いうちから自立する必要がある。

それは自分で自分の道を決める自立だったり、親や周りに「やりなさい」って言われなくても率先して行動する自立だったり、自分の身の回りのことは自分でやる(洗濯とか食事とかね)っていう自立だったり、自分の生活を支えるっていう自立だったり、色々な種類があるよね。

じゃあ、resilient(レジリエント)は?

これは、失敗してもそこから何かを学ぶ力

自分の芯をしっかりと持つ力

アドバイスを真摯に受け止めながら、でも丸呑みにしないで自分で解釈・分析・応用する力

例えば誰かに「痩せなさい」って言われた場合。

Resilient(レジリエント)なダンサーはそこで「この人はどうして私に痩せなさいって言ったんだろう?」って考える。

自分の身体に否定の目を向けずに、そして「痩せなさい」って言った人に自分の身体をコントロールさせずに、その言葉の真意を読み取ろうとする。

フィジカル的なジャンプや、関節や、リフト(その他パートナーワーク)のことを指しているのか?

その場合、自分が痩せることで本当にその問題が解決するのか?(答えはこちら

それとも、言った相手の好みの問題なのか?

その場合、自分はそれに従いたいかどうかを吟味する。

それが自分の価値を上げるのか、下げるのか、考えるんだね。

「痩せなさい」って、特に先生や信頼する大人(スクールや団の関係者とかね)に言われるのはダンサーにとって全てを否定されるようなもの。

ただその言葉でダンサーがダイエットに走って自分の身体を犠牲にするんじゃ、本末転倒だよね?

だから自分の身体を守る武器の1つとして、ダンサーには resilient (レジリエント)であってほしい。

Fumi x

Fumi Somehara

Fumi is the Founder and Principal Dietitian of DDD Centre for Recovery. Her expertise is in Dance Nutrition and Eating Disorders Treatment. She is passionate about supporting individuals to nurture respectful and compassionate relationships with their food and body.

https://dddcfr.com.au/fumi-somehara-bio
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