バレリーナが痩せているイメージはどこから来たの?

バレエダンサーというと、痩せているイメージが強いよね。

それは何で?

って、気になったから調べました。

バレエの歴史というよりは、歴史の中で世間がバレエをどう認識してきたかっていうのに興味があって。

それで分かったことを以前、シドニーの心理学者 Louise Adams とのポッドキャストでお話しました。

ポッドキャストはこちら(英語)

日本語での内容は下記を読んでね。

バレエの歴史と痩せ体型

ジョージ・バランシンが振付家として注目を浴び始めたのは戦後まもなくのこと。

この時代の人々の食生活がどうだったかというと、ほとんどは配給に頼っていたんだよね。

そしてダンサーだからって配給される量や種類が増えたのかっていうと、それはなかった。

だから彼のミューズ達は少ない量でバレエのトレーニングをこなしてきたんです。

そりゃーやせ細っていくよね。

そんな時にたまたまバランシンみたいな才能ある振付家が印象に残る作品を作って、世間がバレエに注目し始めたものだから、「バレリーナ=痩せている」っていうイメージがついたんだね。

バランシンは手足の長い、細い女性が好みだったのは有名な話。

「骨が見える方が好み」って言ったのも記録に残ってるほど。

だから彼のミューズ達は皆同じようにleanなダンサーが多かった。

ちなみにバランシンの愛したダンサーの多くが自伝を書いてるのは知ってた?

その自伝にはバランシンの作品がいかに素晴らしいものかっていうことが書かれているんだけどね、同時に彼の影響で摂食障害に陥ったってカミングアウトしているものが多いの。

  • Suzanne Farrell (Holding On To The Air)

  • Gelsey Kirkland (Dancing on My Grave)

  • Toni Bentley (Winter Season)

  • Allegra Kent (Once A Dancer)

  • Jenifer Ringer (Dancing Through It)

最初の3冊は特に読むべきだと思う。

(日本語に訳されてるの、あるかな?)

他のダンサーのストーリーを辿って、客観的に「食事とココロの関係性」を見てみて。

外から見る(読む)からこそ気づくことって多いんだよ。

Fumi x

Natalie Dergham

Natalie is a kind and empathetic dietitian who is able to provide tailored and personal support for your recovery from eating disorders and disordered eating.

Natalie is passionate about helping you break free from food shame and diet culture so you can make space for the things you enjoy and truly matter to you. Her aim is to empower you to trust and reconnect with your body’s wisdom so you can finally enjoy and celebrate food once again.

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