亜鉛不足になりやすいダンサー
亜鉛
名前だけは数年前に有名になった栄養素(ミネラル)。ダンサーやアスリートなどは特に不足しがちなミネラルです。
亜鉛不足と摂食障害はとても密につながっていて、食生活によってなりやすいダンサーとそうでないダンサーがいます。
亜鉛の役割
酵素の活性、免疫機能のサポート、味覚、そして成長など、様々な重要な機能は亜鉛がないと行われない。
必須微量元素とされているくらいなので、亜鉛は体内のシステム全てにおいて必要なんです。
亜鉛不足
亜鉛不足になると、
貧血
食欲不振
免疫力低下
下痢
脱毛
無月経
など、色々な症状が現れます。
亜鉛は味覚感知において大事な役割を担っているから、不足すると味覚障害や食欲不振になり、それが総体的なエネルギー不足につながる・・・というのが、ダンサーやアスリートでよく見るパターンです。
亜鉛不足の治療法
欠乏度によってサプリメント、そして食事療法で亜鉛が豊富な食材を摂取することが一番です。
亜鉛が豊富な食べ物
肉類(特に赤身やレバー)
魚介類(特に牡蠣)
卵
乳製品(特にチーズ類)
小麦・胚芽
豆類
ナッツ類
ベジタリアン・ビーガンは要注意
最近話題になっているビーガン食。
上のリストを見たらわかるように、ビーガン食は亜鉛豊富な食材をほとんど排除してしまいます。
だから亜鉛不足になりやすい。
ベジタリアンはビーガンと比べて食材の許容範囲は広いですが、豆類やナッツ類が食べ足りなくて亜鉛不足になるベジタリアン・ダンサーをクリニックではよくみます。
炭水化物を抜いたり減らしすぎることの危険性はDDD読者ならもうご存じのはず。
だからってタンパク質類を抜いたり減らしすぎたりしても、これまた身体の機能にもよくありません。
ようするにね、
むやみやたらにあれこれ抜いても、自分の身体は壊れていくだけなんです。
食べないと体は動かないから。
自分の体を最優先に気遣って、十分な食事をとる選択をしたダンサーほど、前に進んでいきます。
Fumi x