夏に必要な食事と栄養
暑すぎて食欲が落ちたり、食べるものが偏ったり、「水着着るから」とダイエットになびいてしまったり、そんなことが増える夏。
夏のダンサーに必要な食事と栄養をはっきりさせましょう。
ダンサーだからこそダイエットしない
日々の生活の中で聞く「ダイエット」は大抵「痩せる」ことを指します。むしろ「栄養失調」。ダンサーは体が資本なのに、栄養失調に陥ってどうする?
食べることって本来は栄養を摂るいこと以外にも季節や味覚、食事を通してのコミュニケーションを楽しむっていう、ココロもカラダも満たすもの。ダンサーだからダイエットするのが普通だなんて思わないで。
摂食障害って何?【3】早期発見&治療について
ダンサーの8人に1人は摂食障害を患っています。
いくら気を付けていても交通事故にあう確率がゼロではないのと同じように、ダンスの世界にいたら摂食障害を患う確率はゼロではありません。
指導者や保護者はもしもの時のために早期発見や治療についての知識を身につけておきましょう。そうしたら、ダンサーの将来も健康もキャリアも守ってあげることが出来ます。
摂食障害って何?【2】リスク要因と予防法
摂食障害は主に食べ方に症状が現れる神経性疾患。
摂食障害はなりたくてなる病気ではありません。
「痩せたいから」なるものでもありません。
バイオ・サイコ・ソーシャルといって、遺伝子、性分・性格(心理的・精神的状態など)、そして環境の3つが複雑に混ざり合って発症するものです。
それを理解した上で、ダンサー自身が自分の身を守るため、そして指導者・家族が大切な生徒・子供を守るためには、どんなことがリスクを上げてしまうのかを知り、予防につなげましょう。
摂食障害って何?【タイプ・影響について】
ダンサーの8人に1人、そしてバレエダンサーの6人に1人が摂食障害を患っています。
プロのダンサーの2人に1人が引退するまでに摂食障害を患います。
それなのに、ダンス指導者や治療家は、摂食障害に関するトレーニングをほとんど受けていません。正確には、受けられる機会がほとんどありません。
これって、すごく危なくないですか?
正しい知識を身につければ、予防したり、早期治療を受けることが可能になります。
予防出来ればダンサーの健康やキャリアを守ることが出来る。
だからまずは摂食障害が何か知ってください。
ファスティングはダンサーにとって良いこと無し
ファスティングやデトックスは栄養失調を招くことで一時的に体重を落ちたように錯覚するだけです。摂取量不足が続けば身体は代謝を落として消費エネルギーを抑えようとします。そうすると骨や筋肉、ホルモンバランスなどにも悪影響が起こります。身体には腎臓と肝臓という、ナチュラルにデトックスの役割を担ってくれる臓器があるのだから、変な商法にだまされないで。
怪我やリハビリ中の食事との向き合い方
ケガをした時は落ち込んで全然食べなくなってしまう子もいれば、ストレスややるせなさでヤケ食いを経験する子もいる。でも、どんなことにも自分が成長するチャンスっていうのがあって、 ケガをしている時に食事と向き合うことで、 回復してからの体の持ち具合は大分変わります。ケガの経験から成長する・しないは、ダンサー次第。