ダイエットと宗教の共通点は何でしょう?
ダイエットと宗教の共通点って何だと思いますか?アメリカの博士によると、共通点は5つ。その5つの共通点によってダイエッターはうまいことコントロールされていて、ダイエットサイクルから抜け出しにくい仕組みになっているそうです。
痩せて問題が解決するなら片腕を切断したと仮定してみよう
「痩せたら膝の負担が減るのに」とか、「痩せたらジャンプが高く飛べるようになるのに」ということを言ったことがある人も、考えたことがある人も、耳にしたことがある人も、ちょっと立ち止まってこの仮定を考えてほしい。本当にそれで問題は解決するの?
ボディイメージが向上すると食事も改善するのはどうして?
ボディイメージというのは自分の体に対する意識(捉え方)のことで、それによって生まれる(自分自身に対する)感情や思考も含まれます。人は価値がないものに対しては扱いが雑になるもの。だからボディイメージが低いと、無理なダイエットに走ったり、過食をしたり、体のケアやメンテナンスを怠ったりしてしまう。逆にボディイメージが高いと、自分をケアする行動を率先して行うようになる、だから食事も改善します。
スタジオで生徒の体重を計るべき?
スタジオで体重は計るべきではありません。
すごく正直な話、スタジオで体重を計るということは、大きい(もしくは体重が増えてきている)生徒を咎める・たしなめる目的がありませんか?
「今までもやってきたから」や「私もそうやって教えられたから」とかいう理由は直ちに捨てて、体重測定というものを見直してください。
言って良いこと悪いこと
意図していなくても、自分が発信した言葉やメッセージが相手にネガティブな効果をもたらしてしまうことは沢山あります。それは必ずしも言った本人が悪いということではありません。
よく、「ダンサーの自己肯定感を上げる言葉掛けってどんなのがありますか?」や、「摂食障害治療中の生徒にはどんな声掛けがいいんでしょう?」と聞かれることが多いのですが、もちろん何を言うかは大事。でもね、どんなことを言わないか、の方が大事なこともある。言うことではなく、言わないことで、その人の本質が見えてくることがある。
「痩せたね」は褒め言葉じゃない
休み明けによくあることってなんでしょう?
それは、 体重や体型に対するコメント 。
痩せた太ったっていうのを挨拶代わりにしている人の多いこと!
自己肯定感に悪影響なので、止めましょう。
ズーリッヒバレエの問題はバレエ界全体の問題
ダイエットや「痩せることが美」という考えは普通じゃないんです。 だから問題になるんです。 今まで「伝統だから」や「それがバレエだから」という根拠のない理由で痩せを推進してきた業界特有の問題です。
HAES®とは?バレエと摂食障害との関係性
HAES®は Health at Every Size の略で、体重差別をなくし、人々が平等に尊厳に満ちた扱いを受けられるようにしましょう、という理念です。
人種差別や性差別同様、体重で人の優越を計ったり、太っているのを理由にいじめたり不適切な対応をすることをやめましょう、ということ。
バレエの世界でも摂食障害の現場でも、HAES®は大いに関係しています。