摂食障害予防はまず「体重・体型」と「自分」を切り離す

メルボルンに行ってきました。

オーストラリア&ニュージーランド摂食障害協会(ANZAED)の学会があったので。

「患者さんのために、治療者として自分がどう成長しなければいけないか」というテーマのディスカッションが多く、とても価値のある時間でした。

 

摂食障害のリスクはダンサーについてまわるもの

だからこそ、知らない・聞かないじゃダメだと思うんだよね。

足首・膝・腰のケガのリスクがついてまわるのと似てる。

摂食障害について正しい知識を手に入れることは、ダンサーと仕事する人(指導者、振付家、家族、整体、医師、栄養士、など)の責任だと私は考えます。

 

体重でダンサーの価値は左右されない

ダンスの世界にいると、体型や体重についてコメントされるよね。

繰り返し繰り返し【細い=良い、太い=悪い】っていう間違ったメッセージを小さいころから刷り込まれる。

その結果、気付いたら

  • 「○○kgになれば自信がもてるのに」

  • 「○○kgになればもっとお洒落出来るのに」

  • 「○○kgになれば成功するのに」

っていう考えに支配されるようになる

 

でもね、そういう時に考えてほしい。

その体重になれば良い人に変るの?

その体重になったから自分や他人に優しくなるの?

その体重になれば急に踊りが上達するの?

その体重になれば幸せになるの?

その体重になれば自分を好きになるの?

その体重になれば あ な た の 価 値 が 上 が る の?

「体重・体型」と「自分」を切り離して考える。

ダンサーの摂食障害を予防するのに一番大切な第一歩。

 

Fumi

Previous
Previous

食べて痩せれば問題なし?

Next
Next

夏バテにはうなぎ?