お菓子を食べるのを止められない?
こんにちは。
ダンサー専門管理栄養士のフミです。
「身体に良くないってわかっているのにお菓子ばっかり食べてしまいます。どうしたらやめられますか?」
という類のお悩みを最近色々な方から聞きます。
うん。
止めたいのに止められない。
これはイライラするし、苦しいよね。
この現象はどうしたら解決できるんでしょうか?
それは、
「止めるのを止める」こと。
「食べすぎは食べなさすぎから来る」の記事にも書いてある通り、お菓子ばかりに手がのびるのは身体に定期的なエネルギーが入ってきていない、そして普段の生活でお菓子を食べないように我慢している、この2つが主な原因。
だから解決策としては、
定期的に食事をとる。これについては前に書いているから、具体例はこちらの記事参照。
毎日の食事プランに、そのお菓子も含める。例えばおやつにそのお菓子を食べると決める。そうすると、「○○を食べるかわりにお菓子を食べちゃった」じゃなくて、「予定していた通りお菓子を食べた」に考えがシフトされます。地道に考えをニュートラルにしていくことで、お菓子に対する強い欲求が薄らいでいきます。結果、そのお菓子がどれだけあっても、どこにあっても、食べすぎることがなくなる。
「食べたら駄目」と思いながら食べれば食後後悔と罪悪感でボディイメージも自信も下がるし、その反動でむちゃ食いが起こります。
食べたいのに食べないでいたら、身体はその制限を察知して、飢饉準備モードに入ります。
【飢饉モード:代謝を落としてエネルギー燃焼を抑えて、脂肪をもっと蓄えることで生存率を高める。このメカニズムは人間誰にでも備わっている普通のメカニズムです。「意志が弱いから食べちゃうんだ」という発言を聞きますが、それは人間の根本的な食と生存の関係を考慮していないのではないでしょうか。】
お菓子ばかり食べるのを止めたいと思っているなら、それはどこかで「身体が元気になる食事を与えてもっと自分のことをケアしたい」って願っている自分と、「もしかしたら自分にはそんな価値がないから別にお菓子だけでいいじゃん」って疑っている自分と、「だってお菓子好きなんだもん!」っていう欲求を満たしたがっている自分が入り混じっているのかもしれません。
そういう時に効果的なのは、3秒ポーズすること。
「今の自分にとって身体をケアするっていうのはどういうことだろう? 何を食べたら身体が喜ぶんだろう? 身体が喜ぶものを与える価値が自分にはあるかな?(あるよ!)」と考えること。
お菓子を食べたいっていう欲求を頭ごなしに「ダメ!」と決めつけたところで問題は解決しません。
次はその欲求がもっと大きくなって返ってくるから。
だから自分の中から解決していく手段を身につけましょう。